柏の葉スマートシティ見学会開催される

2019年 7 月 17 日(水) 「柏の葉スマートシティ」見学会実施

1.環境への取り組み 豊かな自然環を境資源として、環境やエネルギー問題に応え、災害時に も対応している。

自然エネルギーをすすめる我孫子の会会員 16 名、そのうち 後田公園ラジオ体操クラブから 5 名が「柏の葉スマートシティ」見学会に参加 した。 柏の葉キャンパス駅 2 ㎞圏の緑豊かな環境に大学・公園・研究施設・商 業施設が立地している。この街は、公(千葉県・柏市・NPO 団体)、民(企業・ 市民)、学(東京大学・千葉大学)が連携して街づくりの課題を解決する連合体 である。この世界の未来のために、3つのテーマについて、追求、取り組み、 具現化している街である。すなわち、地球にやさしい「環境共生都市」、日本に 成長分野をはぐくむ「新産業創造都市」、すべての世代が健やかに安心して暮ら せる「健康長寿都市」である。

2.産業への取り組み 大学、研究機関が集まって新産業を創造するため協働して取組んでいる。

3.健康への取り組み 高齢社会都市の提案、自治体と連携した健康事業、予防医学、健康長寿 都市の実現に向けてさまざまな取り組みが行なわれている 。

以下に環境に対する取り組みについて詳述する。

豊かな自然環境を資源として、環境やエネルギー問題に応え、災害時にも対 応している。

〇自然エネルギー利用(CO2削減目標、2023 年 60%)

・太陽光発電(建物の屋上、側壁に設置)

・光ダクト(太陽光をダクトで室内に導き照明としている。)

・自然通風(エアチューブを利用して外からの空気を自然換気している)

・屋上緑化 ・コジェネレーションシステム(発電に伴う温熱を利用)

・地下熱のヒートポンプ利用(地下水の恒温性を冷熱源に利用)

・地下温水を家庭の風呂に利用

・歩道のブロックを吸水性にして蒸発熱の低温効果

・LED 照明 〇電力の相互融通(エネルギーの効率化)と災害時に強い街

・平日は、オフィスでの電力需要が高まるので「ららぽーと柏の葉」からオ フィスへ電気を供給。商業施設の電力需要が高まる休日には、オフィスか ら「ららぽーと柏の葉」に電気を供給してピークカットをし、契約電力を 低減(蓄電池を活用)。

・災害時にはゲートスクエア内では、通常の 6 割程度の電力が 3 日間維持で きる。住居棟では、非常時エレベーター・照明が可能。地下水ポンプを稼 働させ生活用水を確保。

災害に強い街づくりをしており、今後このような機能を有する街が広く実現 していくことを期待したい。

作成  会員  柴 勇

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